ぶどうの枝はどんな匂い?
ぶどうの枝はどんな匂い?
突然ですが、問題です。
イノハラぶどう園で
一年間に出るぶどうの枝の本数は——
約2万本。
2万。
ちょっと想像しにくい数字ですが、
剪定の時期になると
畑には枝の山ができます。
さて、この枝。
どうやって処理していると思いますか?
枝の処理方法
ぶどう産地では、
剪定した枝を燃やすという方法もあります。
法律的には問題ない場合も多く、
昔から行われている方法です。
ただ、
イノハラぶどう園は民家が近い。
煙も出るし、
匂いも出るし、
「今日は焚き火デーです!」とは
なかなか言いづらい。
では、産廃業者にお願いするか。
……それはそれで、
処理費用が発生する。
というわけで。
自分でチップにします。
枝チップの使い道はたくさん
枝を細かく砕くと、
木のチップになります。
このチップ、実はとても便利。
例えば——
・株元に敷けば マルチング材
→水分を保ち、雑草を抑える
・園地に撒けば
→土の微生物の住処
・発酵させれば
→堆肥
つまり、
枝はゴミではなく
畑の資源なのです。
今年はマルチング材に
今年はチップにした枝を
株元のマルチング材にしました。
理由はシンプル。
昨年の7月、
雨がほとんど降らなかった。
ぶどうは意外と水が必要な作物。
乾燥が続くと、
樹にも実にも負担がかかります。
そこで今年は
「水分を保ちやすい畑」にする作戦。
枝チップで
保水力アップを狙います。
2万本、ひたすら投入

やることが決まったらあとは単純です。
枝を持つ。
チッパーに入れる。
枝を持つ。
チッパーに入れる。
かがんで、
持って、
投入して。
よっこいしょ。
うんとこしょ。
ぽい、ぽい。
ラジオを聞きながら、2万本をひたすら投入。
枝の匂い
そして、この作業中に
気づくことがあります。
チップにすると、
ふわっと漂ってくる匂い。
それは——
甘いマスカットの香り。
ぶどうの実だけでなく、
枝にもちゃんと
ぶどうの香りがあります。
ぶどう園の人間だけが知っている
ちょっとした秘密です。
今年も無事終了
というわけで、
今年も2万本の枝を
無事チップ化。
怪我もなく、
作業完了です。
ただし。
翌々日から
激しい筋肉痛。
冬の間に
すっかりなまった体には
ちょっと刺激が強すぎました。
でも、まあ。
いい運動ということで。
今年のぶどうが
元気に育つことを願いながら、
また畑に向かいます。
スタッフ募集ページはこちら→スタッフ募集
直売情報はこちら→ぶどう直売
ぶどう体験の情報はこちら→ぶどう体験
ジュースやジェラートについてはこちら→キッチンメニュー
品種紹介はこちら→スンゴク詳しい品種紹介


コメント