クイーンニーナ
大粒かつ、強い甘みで食感もサクサクと心地よい。飲み込んだ後の余韻も抜群。
直売時期 8月下旬~9月上旬
摘み取り体験 〇(準備中)
ジュース 〇
甘さ ■■■■■
コク ■■□□□
香り ■■□□□
食感 サクサク
皮の厚さ 中程度
粒の大きさ ■■■■□
粒の形 丸~しずく型
交配親 安芸津20号×安芸クイーン
作出 農研機構(国の研究機関)
樹勢 中程度
耐病性 中程度
裂果 稀にある
【味の特徴】
しっかりと赤く色づいた粒は、甘みが特に強くなり、飲み込んだ後も余韻がしばらく続く。ただ、色づきが甘い粒(緑~薄ピンク)が不味いかと言えばそういうわけでもなく、甘みと酸味のバランスが取れていておいしく感じることもある。
香りはフォクシー香だが、かすかなので癖がなく子供でも抵抗なく食べることができる。
食感はサクサクとしているが、シャインマスカットと比べるとやや柔らかいため、少しかむだけで果汁が口いっぱいに広がる。
皮の厚さは中間ほどでそれほど厚くないため、剥かずに皮ごと食べることもできる。ただ、栽培年によってはえぐみを感じることがある。
【おすすめの食べ方】
大きい粒は半分に切って口の中に入れ、舌で皮を剥くと実と皮の間のうまみも味わえて良い。皮には微かなえぐみを感じることがあるため、できるだけ噛まずに飲み込むか出すとよい。子どもにとっては大きいため、四分の一にカットしてから食べさせてほしい。
本種はコールドプレスジュースにすることで、甘味がさらに強調されて非常においしい。そのまま飲むと濃すぎると感じるほどなので、たっぷりの氷を溶かしながら楽しむとよい。ジュースにした時の色は黄緑色。
【栽培特性】
樹勢は巨峰より少し強い。若木の間は樹勢が弱くなりがちで、副梢で延長枝を作ろうとすると切り戻す結果になったりする。また、シーズン後半でも副梢(副々梢)が伸びやすく、収穫後も管理をしないとべと病にかかりやすい。
耐病性はそれなりにあるが、若木の時は黒とう病にかかりやすく、防除を怠るとべと病にかかる。
2023年はほかの品種に比べて若木でヨトウムシ被害がひどく、激発した樹は葉に葉脈しか残らなかった。
裂果はほとんどしないが、果梗の付け根が三日月に割れることがある。
若木の場合、ぶどうの粒が傷つきやすく(ジベ焼け、葉擦れ、縮果)房の形になりにくい。
※味の特徴は園主の主観です。
※おすすめの食べ方が他にある場合はぜひ教えてください。
※栽培特性は当園での特性を記載しています。ぶどうの特徴は天候、地質、周辺環境、栽培状況など様々な要因で変化します。
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