富山県の気象条件とぶどうの関係

富山県の気象条件とぶどうの関係

ぶどうは生育期間中に日射量が多く、降水量が少ないほど育てやすくなる果樹です。

では、富山県はどうなんだ?

ということで今日は、ぶどうの生産が盛んな山梨県・長野県と富山県の気象条件を比べてみました。

富山県は年間降水量全国4位なので、予想はつきそうですが、、

果たして?

1.日射量

(富山県、山梨県、長野県の順に記載、単位:MJ/平米)

3月から10月の平均日射量の積算は、、

118、130、134

割合は、、

100%、110%、114%

ということで、やっぱり不利な条件であることがわかります。ただ、主たる糖蓄積の期間である5月から9月に限ると、

81、86、91

割合が

100%、106%、112%

ということで、差が縮まります。

これくらいの差であれば栽培管理方法で挽回ができそうです。

2.降水量

(富山県、山梨県、長野県の順に記載、単位:mm)

3月から10月の降水量の積算は、、

1433、980、764

割合が、、

100%、68%、53%

5月から9月に限ると、、

964、657、548

100%、68%、57%

ということで、とってもとっても雨が多いということがわかります。

この2つから、

日射量はそんなに変わらない。顕著に差があるのは降水量!となります。

では、降水量が多いとどうなるか?というところが問題になります。

端的に言うと、病気にかかりやすくなる上に枝が伸びやすくなる。一方でぶどうの粒は大きくなりやすいです。

1.病気について

ぶどうの病気は雨を介して蔓延するものがほとんどです。

なので、露地で栽培する場合は主要産地よりも病気に対する対策をしっかり行う必要がありそうです。

適切な新梢管理と適期に枝が止まる樹相への誘導、防除について富山県バージョンを考えないと!ですね。

2.枝が伸びやすくなることについて

枝が伸びるということは、光合成で作った養分が枝にいっちゃうということ。

樹勢を落ち着かせるために、標準より木を大きく作る必要がありそう。

3.粒が大きくなりやすいことについて

見栄えは良くなりますね!ただ、粒が大きいと収穫量が増えて甘くなりにくく。

なので、標準よりも粒数を減らして、房全体の重さは変わらないように調整する必要が。

もしくは、粒を大きくしないように、肥料を減らして樹冠を大きくするといいかも?

ということで、富山県でおいしいぶどうをつくるには主要産地とは違った工夫が必要になりそうです。

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