2026年シーズンのスタッフ募集を開始

スタッフ募集にかける思い


イノハラぶどう園の思い 〜「Choice」に込めた本音〜

イノハラぶどう園は、
「Choice(チョイス)」 を合言葉に、
お客様に「自分が本当に好きなぶどう」を見つけてもらいたい、
そんな思いで栽培と販売を行っています。

では、「本当に好きなぶどう」を見つけるために必要なものは何でしょうか。

私は、
実際に食べ、体験し、知っていることだと思っています。

いろいろな品種を食べ、
「これは甘さが強い」「これは香りが好き」「これはさっぱりしている」
そうやって自分の中に基準ができて、初めて“好き”が見えてきます。

そのために、イノハラぶどう園ができることは何か。

1万品種以上あると言われるぶどうの中から、
特徴がはっきりした品種を選び、
その特徴がきちんと表れるように栽培し、
そして、それをわかりやすく伝えること

そのために昨年は、
・気軽に食べくらべができる「Choiceボトル(粒売りアソート)」
・品種の特徴まで書いたラベル
・試した記録を残せるスタンプカード
をつくりました。

こうした工夫はすべて、
「選ぶ楽しさ」を感じてもらうためのものです。

ただ、正直に言うと――
これだけでは足りません。


ぶどう園は、一人では成り立たない

ぶどうは、とても手のかかる果物です。
一人でイノハラぶどう園のぶどうを作ることはできません。

品種ごとの特徴を引き出すには、
それぞれに合った作業のタイミングを見極め、
間に合うように、そして丁寧に作業する必要があります。

販売も同じです。
ただ売るだけでは、Choiceは伝わりません。

品種の違いを伝え、
食べる楽しみを伝え、
食べ終えるまでを想像してもらう。

そのためには、
お客様一人ひとりに合わせた接客が欠かせません。


スタッフの存在は、ぶどう園の“中心”です

これらを実現するためには、
私一人が頑張るだけではどうにもなりません。
スタッフの皆さんと一緒に取り組む必要があります。

この文章を読んで、
「少し重たいな…」と感じた方もいるかもしれません。

それでも、
この思いを形にするためには必要なことだと考え、
今の賃金・評価制度をつくりました。

ぶどうづくりは、
人の手が本当に多く必要な仕事です。
機械化されている部分は、まだまだ限られています。

だからこそ私は、
**スタッフの皆さんを“補助”ではなく“重要な担い手”**だと考えています。


募集条件に込めた思い

応募条件として、次の2つを挙げています。

①ぶどうが好き、または興味がある方

これは、イノハラぶどう園にとって欠かせない条件です。

「時給が高いから」
「家から近いから」
「農業をやってみたいから」

それだけの理由では、正直に言って続きません。

ぶどうの作業は、楽しいことばかりではありません。
夏の暑さの中での作業もありますし、
同じ姿勢が続いて、肩や首がつらくなることもあります。

また、ぶどうの技術は
1年で身につくものではありません。
何年もかけて、少しずつ上達していくものです。

長く関わってもらうためには、
「好き」「興味がある」という気持ちが、どうしても必要になります。

・人とのコミュニケーションを大切にできる方

ぶどうの仕事は、思った以上に人と関わります。

販売では常にお客様と向き合いますし、
日々の作業でもスタッフ同士のやりとりが欠かせません。

どれだけ作業が上手でも、
どれだけ知識があっても、
この点を大切にできないと、長く一緒に働くことは難しいと考えています。


給与制度にかけた思い

イノハラぶどう園では、前述の通りスタッフの皆さんを重要な担い手だと捉えています。
だからこそ、思いと行動が正当に評価される制度を目指しています。

全員一律の時給では、
頑張った人が報われません。

一方で、
園主の感覚や好みだけで時給が変わるのも、不公平です。
私は、自分が常に正確なジャッジをできるとは思っていません。
人である以上、どうしても主観は入ります。

だからこそ、
あらかじめ基準を決めた「制度」が必要だと考えました。

すべては、
ブランドメッセージ 「Choice」 を実現するため。
そして、
スタッフの皆さん自身が、ぶどうを心から楽しめる環境をつくるためです。


時給について、正直な話

本音を言えば、
もっと時給を上げたい。
通年で雇用したい。

ですが、
新規開園間もないぶどう園であること、
そして私自身の力不足もあり、
2026年シーズンは「募集条件にあるような時給」また、「シーズン中のみの雇用」としました。

イノハラぶどう園の思いを体現し、
高い技術を身につけてくれる方は、
本来もっと評価されるべき存在だと思っています。

だからこそ、
今後さらに園を成長させ、
より良い形にしていくために、私自身も努力を続けます。


少し重たい(かなり重たいかもしれません)話をしました。

それでも、
「この思いに共感できる」
「一緒にぶどう園をつくってみたい」

そう感じてくださった方と出会えたら、とても嬉しいです。

募集条件や働き方の詳細は、こちらにまとめています。
▶︎ スタッフ募集

イノハラぶどう園で、
一緒に「Choice」を形にしていきませんか。

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