ぶどう園を継ぐのはだれか?

剪定した枝を大事そうに持って、ぶどう畑をトコトコ歩く小さな背中。
今日のトップ写真は、そんな一枚です。
この日は子どもたちと一緒に、のんびり剪定作業。
大人の手は止まりがちですが、その分、畑にはいつもより笑い声が多めです。
せっかくなので、ふと思いついて聞いてみました。
「ねえ、大人になったら、ぶどう園やりたい?」
まずは一番上の子。
少し考えてから、ひと言。
「……儲かってるなら、ついでもいいよ?」
現実的! 小さな経営者の芽が、もう見えている気がします。
続いて二番目。
間髪入れずに、
「めんどくさいからパス。」
即答です。クール!
でも、外を走り回るのが大好きな性格を思えば、これはこれで納得。
そして三番目。
しばらく空を見上げてから、
「ブルーベリー育てる!」
……え?ぶどうじゃないの?
理由はよく分かりませんが、なぜか一番大きな夢を感じました。
三者三様。
正解はひとつもなくて、でも全部がその子らしい。
誰が継ぐか、継がないか。
それよりも、「やりたいと思ったときに、ちゃんと続けられるぶどう園があるかどうか」。
それが一番大事なんだな、と剪定ばさみを動かしながら思いました。
子どもたちが大人になるその日まで、
畑も、木も、ぶどう園も、ちゃんと元気なままでいられるように。
……がんばらなきゃね。
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