ぶどうぶどうぶどう

ぶどうぶどうぶどう

毎日、毎日、摘粒

毎日、摘粒をしています。

というより、起きている時間のほとんどを摘粒に使っています。

ぶどう、ぶどう、ぶどう。

畑に行ってもぶどう。

家に帰ってもぶどう。

目を閉じてもぶどう。

この時期の頭の中は、だいたいぶどうでいっぱいです。

「なんでそんなに必死にやっているの?」と思われるかもしれません。

でも、摘粒には必死にやらなければいけない理由があります。

ぶどうを病気から守れ!

ぶどうの病気は、雨に当たることで感染しやすくなるものが多くあります。

そのため、摘粒が終わったぶどうには袋をかけて、雨が当たりにくいようにします。

この袋が、ぶどうを病気から守ってくれる大切な役割をしてくれます。

ただし、袋をかけるためには条件があります。

摘粒が終わっていないと、袋をかけられません。

袋をかけてしまうと、中の粒が見えなくなって摘粒できなくなるからです。
(新事実!)

袋をかけたい。

でも、その前に摘粒を終わらせなければいけない。

だから必死です。

房の中で、おしくらまんじゅう

摘粒前のぶどうには、100粒以上の粒がついてます。

一方で、みなさんが普段食べているぶどうは、だいたい35粒ほどです。

つまり、ぶどうの房には35粒分しか席がありません。

その限られた席を、摘粒で調整していきます。

でも、ぶどうは人間の作業を待ってはくれません。粒はどんどん大きくなります。

間に合わないと、房の中では大激戦が始まります。

おしくらまんじゅう。

そして、イス取りゲーム。

粒同士が押し合い、行き場をなくした粒から割れてしまいます。

軸ごと折れて、房がボロボロになってしまうこともあります。

そうなる前に、きちんと席を作ってあげる。

だから必死です。

栄養は限られている

ぶどうについている粒は、摘粒しなければそのまま成長を続けます。

でも、ぶどうの樹が作れる栄養には限りがあります。

粒が多すぎると、その限られた栄養があちこちに分散してしまいます。

すると、一粒一粒が大きくなりにくくなります。

小さい粒がたくさんついたぶどう。

それはそれで、かわいらしいかもしれません。

でも、やっぱり食べるなら、大きくて、きれいで、しっかりおいしいぶどうを届けたい。

そのためには、残す粒を選ぶ必要があります。

どの粒を残すか。

どの粒を切るか。

一房ずつ見ながら、ハサミを入れていきます。

だから必死です。

もう少しで終わりそう

そんな必死の摘粒も、ようやく終わりが見えてきました。

もう少しです。

本当に、もう少しです。

摘粒が終われば、次は袋かけです。

袋をかければ、ぶどう達もひとまず雨から守られます。

もちろん、ぶどう栽培はそこで終わりではありません。

でも、大きな山をひとつ越えたことにはなります。

ぶどうに負けないように。

今日も畑で、全力で摘粒しています。

おいしいぶどうを届けるために、もう少し頑張ります。

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