芽吹き

芽吹き

桜が散り始め、
ようやく春らしい暖かさになってきました。

そのタイミングに合わせるように——
ぶどうも、ながいながい眠りから目を覚まします。

まだ小さくて、頼りないけれど、
確かにそこにある「今年のはじまり」。

毎年この瞬間は、
少しホッとして、少しワクワクします。


芽吹きの始まりはいつ?

ここから芽はぐんぐん伸びて、
2026年のぶどう栽培がスタートします。

さて、この芽。

「良い芽かどうか」って、
いつ決まると思いますか?

冬の管理?
芽が出てからの育て方?

……実は、もっと前なんです。


芽の勢いは、前年の秋に決まる

芽が勢いよく伸びるかどうかは、
樹の中に蓄えられた栄養で決まります。

では、その栄養はいつ蓄えられるのか。

それは——
収穫後。

つまり、
今年出てきた芽の勢いは
去年の秋にすでに決まっている。

なんとも気の長い話です。


花は、さらに前から決まっている

さらにさかのぼると、
もっと前から影響を受けるものがあります。

それが「花」。

ぶどうは6月ごろ、
すでに翌年に向けて
花のもと(花芽原基)を作り始めます。

ということは——

今出てきた芽が、
いい花をつけるかどうかは
前年の6月以降の管理にかかっていた。

……もう、時間のスケールが違います。


ぶどうは“未来を仕込みながら今を生きる”

まとめると、ぶどうは

翌年の準備をしながら、今年の収穫を行う植物。

だからこそ、

前年の栽培がうまくいかなければ
翌年にも影響が出る。

なかなかシビアです。


2025年はどんな年だったか

ここで思い返します。

2025年のイノハラぶどう園。

……あまり良い年ではありませんでした。

特に7月。

雨がほとんど降らず、
乾燥が続き、
収穫後の落葉も早かった。

つまり——
樹にしっかり栄養を蓄えられたかというと、
少し不安が残る。


だから、ちょっとドキドキ

今、芽が出てきたこのタイミング。

・ちゃんと勢いよく伸びてくれるか
・いい花をつけてくれるか

正直、少しドキドキしています。


でも、やることは変わらない

とはいえ、
ドキドキしていても結果は変わりません。

ここから先は——
最善を尽くすだけ。

一本の樹、
一つの芽。

それぞれの状態を見ながら、
その年に出せる最高点を目指して管理していく。


小さな芽から始まる、
一年の長い戦い。

2026年のぶどうづくり、
今年もスタートです。

スタッフ募集ページはこちら→スタッフ募集
直売情報はこちら→ぶどう直売
ぶどう体験の情報はこちら→ぶどう体験
ジュースやジェラートについてはこちら→キッチンメニュー
品種紹介はこちら→スンゴク詳しい品種紹介

コメント